電動アシスト自転車は、坂道や遠い距離も楽に走れるためかなり人気の高いアイテムです。中でも、小さいお子様の送迎をしている親御さんには必須アイテムと言えます。
この記事では、そんな電動アシスト自転車の、処分方法や注意点についてご紹介します。
目次
電動アシスト自転車は自転車本体とバッテリーで処分方法が異なる
電動アシスト自転車のバッテリーは火災の原因などになり非常に危険です。そのため自治体では、処理困難物として扱われています。本体とバッテリーでは処分方法が異なり、詳しい処分方法は後にご紹介するので、ぜひこの記事をしっかり読んで、内容を把握しておくようにしましょう。
必ず防犯登録を抹消して処分する
防犯登録の抹消は、「自分のものではない」と証明するために非常に大切ですので、本体を処分する前に必ず行うようにして下さい。防犯登録を行った場所、もしくは警察署で抹消手続きが出来るため、自転車防犯登録カードを持って行って適切な手順で手続きをしてください。
仮にもしもこのカードを紛失してしまって手元にないという場合、自転車協会に再発行をお願いすることが出来ます。必要書類を準備し、早めに郵送するようにして下さい。
電動アシスト自転車本体の処分方法
ここでは、電動アシスト自転車本体の処分方法をご紹介致します。
粗大ごみとして処分する
電動アシスト自転車の本体は、粗大ごみとして処分することが出来ます。その際は必ずバッテリーを取り外しておくようにして下さい。粗大ごみとして処分する際は、市役所や収集センターに直接問い合わせを行い正しい処分方法を確認してから行って下さい。回収を依頼する場合は、電話依頼をしてから1週間前後待つことになりますので余裕をもって処分することが出来ます。その間に粗大ごみシールの準備などを行い、回収してもらえる状態にしておくようにして下さい。
フリマアプリで売る
フリマアプリで電動自転車の販売を行うことが出来ます。まだ使用年数が少なく綺麗な状態のものの場合、中古の自転車としては高めの金額で売ることも可能になります。そこで、もしも何かしらの不具合などがある場合は必ず伝えるようにして下さい。また、フリマアプリで販売する際には付属しているものなどは全てそろっているかどうか確認してから出品するようにして下さい。自転車を購入した際の説明書、バッテリーを充電するための機器などが欠品している場合、金額は安くする必要があります。出品前に必ず確認しておくようにして下さい。
知人や友人に譲る
もしも近しい誰かが欲しいと思っていれば付属品などをしっかり確認し、全てまとめて渡すようにしましょう。渡す前はきれいに掃除し、なるべく完璧な状態に戻して譲渡するように意識して下さい。
不用品回収業者に依頼する
『電動自転車を処分したいけどごみとして出すのは嫌。でも譲れる人もいない。』そんな時は、不用品回収業者に依頼して引き取りをお願いしましょう。タイミングが合えばその日の内に回収をお願いできますし、他の日にお願いする場合でもこちらの都合に合わせてくれるので、スケジュールを調整する必要もありません。また、その他にも不要なものがある場合、一気にすべて引き取りをお願いできるので、楽に処分することが可能になります。中には悪質な業者もいますので、しっかり見極め安心できるところに依頼して下さい。
電動アシスト自転車のバッテリーのみの処分方法
次に、バッテリー部分の処分方法をご紹介致します。
購入した店舗に処分を依頼する
電動アシスト自転車を購入したお店、もしくは同じメーカーの系列店などであれば、回収をお願いすることが出来ます。まずは一度問い合わせを行って下さい。基本的には無料で処分を受け付けてくれますが、場合によっては料金が発生する事もあります。必ず確認を行い、正しい処分が出来るように準備することが大切です。
リサイクル協力店に依頼する
バッテリーはリサイクルとして回収が可能になります。そのため、お住まいの近くのリサイクル協力店に回収を依頼して下さい。記事冒頭で触れたように、電動アシスト自転車のような充電式電池は火災の原因となる場合が多くあります。そのため、安全で確実な処分を行うと同時に、ごみを減らし環境を守るという事に繋がるためぜひリサイクル協力店にお願いしましょう。リサイクル協力店はネットで検索すると簡単に出てきますので、近くのお店を探してみて下さい。
電動アシスト自転車を処分する上での注意点
最後に、処分する上での注意点をご紹介致します。
防犯登録を抹消することを忘れない
必ず忘れてはいけないのがこの防犯登録の抹消です。この手続きを行わないと、もしも次に乗った方が事故などを起こした際、名義が異なっているため面倒な事に巻き込まれてしまう事もあります。自分自身や次に利用する方の安全を確保するためにも必ず行ってください。防犯登録の期限は7年間となっており、その前に処分などで手放すという際は必ず手続きをして下さい。
市区町村ごとのルールに則る
市区町村では、電動アシスト自転車の処分方法でも自治体によって差があります。粗大ごみとしての処分費用はもちろん、回収や処分の方法、持ち込みの際のルールや時間帯など、その場所により大きく異なるため、しっかり確認しておくことが大切です。
まとめ
電動アシスト自転車を処分する前に、とにかく気を付けなければいけないのが
- 防犯登録抹消手続きを済ませておく
- バッテリーと本体を分けておく
この2点になります。処分内容はそれぞれ一番適切な方法を選ぶようにし、必ずこの2点を守って正しく手放せるようにしておきましょう。