「不用品の分別が面倒くさい」
「分別せずに処分する方法があれば教えてほしい」
可燃ごみや粗大ごみなど不用品を処分するには、種類ごとにしっかりと分別しなければなりません。
分別方法は地域によって異なり、自治体によっては非常に細かいルールが決められている場合もあります。
家電リサイクル法で定められた不用品は自治体では回収できないなど、覚えなければならないルールが多すぎて面倒くさいと思う人もいるでしょう。
そこで今回は「分別が面倒くさくて困っている」という方向けに、分別せずにまとめて不用品が処分できる不用品回収業者の活用方法を紹介していきます。
引っ越しや大掃除で大量の不用品が出る人は、最後までお読みください。
不用品を分別して自分で処分する方法
不用品の処分は自治体が定めた分別のルールを守らなければなりません。
不用品の分別が面倒くさいと感じている人の中には、案外分別の方法がよくわかっていないという人もいるのではないでしょうか。
不用品の分別とは、具体的にどのようなことをしなければならないのか簡単に紹介していきます。
不用品を種類ごとに分ける
まずは不用品を種類ごとに分ける作業を行います。
不用品は種類ごとに大きく次の4つに分かれます。
- 可燃ゴミ
- 不燃ゴミ
- 資源ごみ
- 粗大ゴミ
それぞれの分類方法は自治体によってルールが異なり、プラスチックと紙類をわけないといけない地域やビン・缶・ペットボトルをわけないといけない地域など様々です。
分別の方法も上記の4つだけでなく、ある自治体では30種類以上に分別しなければならないところもあります。
まずは現在住んでいる自治体の分別方法から確認してみましょう。
指定日に処分する
分別をした不用品はいつでも好きな時に処分できるわけではありません。
種類ごとに回収日が決められていて、分別した不用品は指定の曜日にしか処分することができません。
可燃ごみや不燃ごみは週に1~2回の頻度で回収されますが、資源ごみなど発生量が少ないものは月に一度しか回収しない地域も多いです。
粗大ごみは事前予約で有料で処分する
自治体の不用品回収の中で、唯一費用がかかるのが粗大ごみです。
ソファーやベッド、テレビなど大型のごみは事前に回収依頼を行い、指定の有料ゴミ処理券を購入して貼付する必要があります。
粗大ごみの回収日は、専門の回収業者の日程によって決められるため自由に処分することができません。
また、粗大ごみの回収は自治体が定める指定場所で行われます。
自宅からの距離がある場合は、指定場所まで大型の家具・家電類を自ら運ばなくてはならないため大きな手が必要です。
分別せずに不用品回収をする3つの方法
不用品を自分で処分する方法を紹介してきました。
「やっぱり自分で分別するのは面倒」「引っ越しで大量の不用品が出るから粗大ごみの手配が手間」という方のために、不用品を分別せずに回収してもらう3つの方法を紹介します。
不用品回収業者に依頼する
分別せずに不用品を回収するもっとも手軽な方法は、不用品回収業者に依頼することです。
不用品回収業者は、家具、家電、衣類、資源ごみ、プラスチックごみなどありとあらゆる不用品を分別せずに回収してくれます。
医療系廃棄物や建設系廃棄物など一部取扱い対象外の品物はありますが、電話一つで自宅までなんでも回収しにきてくれます。
自宅からの搬出もすべてお任せできるので、利用者の手間が最もかからない方法です。
不用品回収業者に依頼するデメリットは、自治体の回収に比べて費用が高い点です。
分別の手間と料金を天秤にかけて、メリットが多いほうを選択すればよいでしょう。
遺品整理業者に依頼する
処分したい不用品が故人の持ち物である場合、不用品の回収を遺品整理業者に依頼するという方法もあります。
遺品整理業者とは、遺族の代わりに故人の遺品を整理・処分してくれる業者です。
単に不用品を処分するだけでなく、遺品の供養・お焚き上げなども行ってくれます。
亡くなった方の家族が遺品を整理するのは、感情があふれ出しつらい気持ちになることもあります。
このような時は不用品が必要なもの、そうでないものを判断するのも時間がかかります。
遺品整理業者に依頼すれば、つらい気持ちを抱えることなく適切に故人の遺品を処分してくれます。
ゴミ処理場に持ち込む
車のある方はゴミ処理場に直接不用品を持ち込むことも可能です。
ゴミ処理場への持ち込みは厳密には分別が不要ということではないですが、自治体の不用品回収のように指定日ごとに不用品を分別して捨てる必要がありません。
事前予約の有無など、ゴミ処理場への持ち込み方法は各自治体によって異なります。
処分費用も自治体によって様々ですが、粗大ごみなど自治体に回収を依頼するときと比べても安い値段で処分が出来ます。
ゴミ処理場内では、可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみなど指定された処理場に不用品の運べば、その日のうちにすべての不用品を処分できます。
分別が面倒な人に不用品回収業者がおすすな理由
分別せずに不用品を処分する方法を3つ紹介しましたが、分別が面倒な人には不用品回収業者を利用するのが最もおすすめです。
ここでは分別が面倒な人に、不用品回収業者をおすすめする理由を紹介します。
大量の不用品を一度に回収してくれる
不用品回収業者に依頼すると、一度に大量の不用品をまとめて回収してくれます。
家具や家電1点から、一軒家まるまるの不用品を回収することも可能です。
処分できる不用品は家庭から出るものだけでなく、事務所や倉庫など事業用で廃棄したい品物まで幅広く対応してくれます。
ゴミ屋敷など不用品が大量にある場合も回収用のトラックを大きくしたり、台数を増やすことでまとめて回収できます。
家屋からの不用品の搬出も、作業員を複数手配することでスムーズに対応してくれます。
不用品回収業者に依頼すれば、分別が面倒な大量の不用品を一度にまとめて回収してくれます。
買取サービスも利用できる
不用品回収業者を利用すると不用品の回収だけでなく、価値の残っているものは買取サービスも利用できます。
大量の不用品の中から価値のあるものを探し出し、リサイクルショップやネットで転売するのは大きな手間がかかります。
ネット転売で売れ残ってしまうと、不用品が処分できないままになってしまいます。
買取サービスを行っている不用品回収業者に依頼すれば、不用品と価値のあるものを分別することなく一度にすべてのものを回収してくれます。
「なかには価値のあるものもあるんだろうけど、分別が面倒」という人は、買取サービスを行っている不用品回収業者の利用をおすすめします。
自宅に居ながら好きな時に回収してくれる
不用品回収業者に不用品の回収を依頼すると、自宅にいながら好きなタイミングで不用品の回収を行ってくれます。
自治体の不用品回収は品物ごとに日にちが指定され、決まった指定日以外は不用品を回収してくれません。
資源ごみなどは旅行や出張で自宅を開けてしまうと、月に一度の指定日を逃してしまうこともあります。
その点、不用品回収業者なら指定日を気にすることなく自分が希望する好きな日時に不用品の回収を依頼できます。
なかには夜間の回収を引き受けてくれる業者もあるので、忙しいサラリーマンにはうれしいサービスです。
指定日ごとに不用品を指定場所に運び出す手間もないため、分別どころか運搬の手間もいりません。
不用品回収業者を利用するときのポイント
分別が面倒な人には不用品回収業者の利用がおすすめですが、不用品回収業者に不用品の回収を依頼するときにはいくつか注意したいポイントがあります。
不用品回収業者を利用するときのポイントを紹介します。
実績や口コミを見て業者を選ぶ
不用品回収業者を選ぶときは、業者の実績や口コミを見て選ぶようにしましょう。
不用品回収業者は多く存在し、中にはあまり評判の良くない業者も含まれています。
「不用品の扱いが乱暴だった」「時間通りに回収に来なかった」など、回収後に嫌な思いをするのは避けたいですね。
評判の良い不用品回収業者は、GoogleMapなどの口コミに多くのよい評価が付けられています。
「料金が良心的だった」「作業員の態度がよかった」など、良い口コミの業者を選べば満足のいく回収を行ってくれると思います。
口コミが全くない業者は、回収の実績が少ないため業者の善し悪しが判断しづらいです。
不用品回収業者を選ぶ際は、実績や口コミを見て選ぶとよいでしょう。
単品回収、積み放題プランを上手に使い分ける
不用品回収サービスには、不用品1点1点を回収する「単品回収」と、トラックの荷台いっぱいに不用品を詰める「積み放題プラン」の二つがあります。
不用品の数が少ない場合は、品物ごとに回収費用を支払う単品回収を選んだ方が費用を抑えられます。
いっぽう、不用品の数が多い場合は、積み放題プランを選んだ方がお得です。
積み放題プランなら回収当日に不用品が増えたといった場合も、トラックに乗りさえすれば追加料金なしで回収ができます。
不用品回収業者を依頼するときは、単品回収、積み放題プランを上手に使い分けてみてください。
悪質業者に注意する
不用品回収業者の中には、一部悪質な業者が存在します。
不用品回収業者を利用する際は、悪質業者にあたらないように細心の注意を払いましょう。
悪質な不用品回収業者を利用してしまうと不当に高い回収費用を請求したり、捨てる予定のなかった貴金属やブランド品を不当に安い価格で買い取られるなど大きな損失を被る可能性があります。
悪質業者は「会社名・住所が不明」「見積もりを提出しない」「無料を強調してくる」などの特徴があるので、業者選びの際にはこのような会社でないかチェックしてみましょう。
まとめ
不用品の分別が面倒くさい方のために、不用品回収業者を活用する方法を紹介しました。
自治体の不用品回収を利用すると、不用品の分別や処分指定日の確認、指定場所への運搬など手間が多くかかってしまいます。
分別方法も各自治体によってさまざまで、地域によっては30種類以上の項目に品物を分ける必要もあります。
不用品の回収を不用品回収業者に依頼すると、分別が不要で大量の不用品が一度に処分可能です。
不用品の分別が面倒だという人は、不用品回収業者への依頼を検討してみてください。